電源が入らなくても慌てない!iPhoneが突然起動しない原因と応急処置ガイド

最優先の応急処置

iPhoneが電源ボタンに反応しない原因は、ハード故障だけでなく「iOSがフリーズしている」ことも多いです。この場合、強制再起動で復活する可能性があります。ポイントは“機種で操作が違う”ことと、“押す順番と長押し時間”が重要なことです。以下は代表的な手順です。

Face ID搭載モデル(iPhone 8以降、X/11/12/13/14/15/16系など)
1. 音量を上げるボタンを押してすぐ離します
2. 音量を下げるボタンを押してすぐ離します
3. サイドボタン(電源)をAppleロゴが出るまで長押しします(10〜20秒程度)

iPhone 7 / 7 Plus
音量を下げるボタンとサイドボタンを同時に長押しし、Appleロゴが出るまで待ちます。

iPhone 6s以前 / SE(第1世代)
ホームボタンとサイド(または上部)ボタンを同時に長押しし、Appleロゴが出るまで待ちます。

ここでありがちな失敗は、途中でボタンを離してしまうこと、長押しが短いこと、充電ケーブルを抜き差ししながら操作してしまうことです。まずは充電を挿した状態(壁充電)で強制再起動を試すと成功率が上がります。 それでも反応がない場合、画面が真っ暗でも内部では起動していて「画面だけ映っていない」可能性もあります。着信音やバイブ、PCに接続したときの反応があるかも確認します。もし音がするのに画面が映らないなら、ディスプレイ系の故障が疑われます。

また、強制再起動後にAppleロゴが出ても、起動途中で落ちる、ロゴが点滅する、ずっとロゴのまま進まない(いわゆるリンゴループ)というケースもあります。この場合はiOSの起動に失敗している可能性があるため、次のステップとしてPCを使った復旧(リカバリーモード等)を検討します。強制再起動は“最初の一手”として最も重要なので、落ち着いて正しい手順で試しましょう。